【子育て】一人一人の子供に合わせた子育ての重要性

子育て日記

自分の子どもを育てていても思いますし、保育園でたくさんの子どもを見ていても感じますが、一人一人の子どもの性格はまったく違いますね。

  • おっとりした子もいれば、元気ハツラツで活発な子供もいます。
  • 一人でじっくり遊ぶことができる子もいれば、とにかくたくさんの子どもと楽しく遊ぶ子もいます。
  • 何事にもチャレンジするのが好きな子もいれば、なかなか好奇心などが湧かず新しいことに興味のない子もいます。
  • コツコツ努力できる子もいれば、なかなか単調作業の繰り返しが苦手な子供もいます。

本当に人それぞれ子供によって違います。

そんな子供たちを見ていると、保育者である大人は、どうしてもその自分の価値観や判断基準に沿ってその子供たちを良い悪いと少なからず評価・判断しがちです。

明らかに子供に対して良い悪いを判断する保育者は、少ないと思いますが、心の奥底では

「本当はこうしてほしいのにな……」

「こうなってほしいのにな……」

「本当は、こうするべきなのにな……」

ということを心の中で感じていると思います。

私自身もそのように感じることがあります。

ただ、その一方で、そうした大人の一方的な価値観や判断基準で子供を評価してはいけないという思いもあります。このバランスをとることが、非常に難しいなと感じています。まさに子育ての難しさであり、保育者の腕の見せ所だと思います。

親が、子どもの気持ちや個性に寄り添うことなく、親の一方的な価値観を押し付けることをつづけると、子どもは親の言動や価値観ばかりに注意を向けるようになります。

「こうしたら、お母さんに褒められるかな……?!」

「これをしたら、お父さんに怒られるかな……?!」

本来は、親などの保育者は、子どもの一人一人に性格や個性を理解し、たとえ自分(親)の価値観と異なっていても、しっかりと受け止めてあげて、子どもが安心する環境を作り上げていかなければいけません。最近流行りの「心理的安全性」ですね。

子どもが、心理的な安全性を感じ取れない環境で育つと、とにかく自分を押し殺して「いかに自分を安全な状況にもっていくか?」ということばかり考えるようになります。

自分の気持を押し殺して、親の顔色ばかりをうかがうようになり、必要以上に「いい子」を演じます。

こうなってしまうと、自己重要感や自己肯定感が低くなってしまい、成人してからも大きく尾を引き、影響してしまいます。

ですので、たとえ自分の子どもであったとしても、自分とは全く違う性格であることは珍しくありません。身体的な特徴も大きく異なることも、珍しくありません。しっかり、子ども一人ひとりの性格や特徴を把握して、受け止めてあげることが何よりも重要だと感じます。まさに子育ての土台ですね。

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