【子供の名前の付け方】親の果たせなかった夢を子どもに託すな

子育て日記

8月。

テレビをつけると夏の甲子園が開催されています。甲子園を目指して努力する姿やチームメイトと一緒に勝利を目指して精一杯戦う姿は、感動します。

私自身、高校時代を振り返ってみると、こんなに高い目標を掲げて仲間と一緒に努力をした経験がありません。

このような素晴らしい経験は、何事にも代え難い、素晴らし宝物だと思います。

ところで、高校球児を見ていると、よく「親子の感動物語」や「親が果たせなかった夢、甲子園出場を目指す挑戦物語」という形で語られます。

お父さんが高校時代に甲子園を目指して頑張っていたが、怪我で挫折して甲子園出場できなかった。だから、自分の子供には何とか頑張って甲子園に出場してほしい。

このような親の気持ちを込めて子供の名前を野球関連や甲子園にまつわる名前にする親がいらっしゃいます。

実際テレビの報道されている親子の方々は、そういう意味では成功事例であって、親も子供もそこまでネガティブな感情や後悔などはないかもしれません。

ただし、そのような上手くいった親子ばかりではないことにも目を向けないといけません。

名前というのは一生背負います。生まれた時は自分の子供に野球をやらせたい、野球が上手になって欲しい、甲子園に出場して欲しい、と思っていても、子供は全く野球に興味を示さなかったり、野球の練習が嫌になったり。

あるいは、甲子園に出場できなかったことで辛い思いをしたり、苦しい思いをする可能性も大いにあります。

そういったことを踏まえると、子供の名前を決める際に、「親が出来なかった事を子供に託す」という考えはあまり望ましいものではありません。

もちろん人様の名前はその親子関係の中で、意味合いや重要性は決まるわけです。他人がどうこう言うことではない。それも分かりますが、確率の話をすると、そのような親の果たせなかった夢を託されて嬉しいと思う子どもや頑張ろうと思う子ども、もっと言うとそれを達成・実現できる子供というのは確率的には少ないでしょう。

そのようなデメリットというか、一生背負い続けるかもしれない負債になる可能性も十分にあるんだ、というをしっかり理解した上で子どもの名前をつけてほしいなと感じます。

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