厚生労働省が定める「5大疾患」とは?
厚生労働省が定める5大疾病が何かご存知でしょうか?
実は、以前は4大疾病が定められていましたが、2013年度の医療計画から精神疾患が新たに加わり、5大疾病となりました。
- がん
- 脳卒中
- 急性心筋梗塞
- 糖尿病
- 精神疾患
精神疾患が加えられた背景には、職場でのうつ病や高齢化に伴う認知症の患者数が年々増加している点が挙げられます。

ここ10年ほどで増えてきているのがわかると思います。
自分自身を振り返ってみても、職場でのストレスや、人間関係での悩み、育児での疲れ、など、さまざまなことが原因で、心身の健康のバランスが崩れるときがあります。
また、高齢化社会が進むことにより、認知症の増加も現実的な課題です。
このような状況もあり、今では精神疾患も含めて5大疾患と呼ばれるようになっています。
精神疾患を防ぐ方法は?
うつ病などの精神疾患は、真面目な人ほどかかかりやすいと言われています。
他の人からすると、「そんなこと気にしなくてもいいのに……」というような、些細なことに対しても、しっかり真面目に考えて、悪い意味で自分ごととして考えすぎてしまいます。
オランダの大学の研究チームによると、心配や反芻が精神症状の要因となる、と報告しています。
自己認識について体系的にまとめた一冊である「insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力」の中でも、自己認識の上で反省は重要であるが、不必要に反省しすぎることは反芻と呼ばれ、自己の崩壊を導くと、言われています。
楽観的な性格、自己受容であれば、反芻を引き起こす可能性は低くなると言われています。
企業における採用面接などでも、ある程度、楽観的な性格かどうかというのはチェックします。
真面目に仕事をすることは大事ですが、不必要に真面目すぎるのも考えものだということです。ちょっとした息抜きや、逃げ道を作っておいてあげることは、非常に重要です。完璧を求めすぎず、相手と自分に期待しすぎない。これが本当に大事になります。
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