【子どもの叱り方】その一言で子どもの将来が決まるかも?!子どもを叱るときのポイント

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子どもを叱るとき、ついその場の感情で叱ってしまう…… 子どもを叱るとき、どのような点に注意すれば良いんだろう?

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叱り方によっては、子どもにとって一生のトラウマになるケースがある。
親として責任をもって、叱るときには明確な意図をもって叱ることが大事。

子育てしていく上で、避けて通れないのが「子供を叱る」ということです。

もちろん、褒めるだけでは子どものためにならず、間違ったことや改善したほうがいいことに対しては、子どもを叱ることも必要になってきます。

それでは、子どもを叱るときには、どのような点に注意して叱れば良いのでしょうか?

せっかくであれば、子どものためになるように、今後の子どもの成長に繋がる叱り方を心がけたいです。

【やってはいけない叱り方①】感情的に叱る

叱る時には感情的にならず、気持ちを落ち着かせて冷静に話しましょう。

なぜダメだったのか、なぜ叱ったのか。それが子どもに伝わるように叱ることが大切です。

感情的に叱りすぎると、子どもが親の顔色ばかりを伺うようになり、自分の感情や欲望を悪い意味で制御していくようになる可能性があります。自分の気持ちに嘘をついたり、不必要に相手に合わせたり。

大人になると、「自分のやりたいことがない」、「自分探しの旅に出る」など、本当の自分の欲望を見失いがちです。子どもの頃から「自分のやりたいこと」に真正面から向き合うためには、感情的に叱るということは、ぜひ避けたい行動です。

【やってはいけない叱り方②】能力について叱る

褒めるときにも、ありがちですが、能力にフォーカスしてしまうパターンです。

「叱る」まではいかなくても、日常生活の中で、ふとこんなこと言ったり、どこか親が言っているのを聞いたことはありませんか?

  • もー、○○ちゃんは、いつまでの逆上がりができないねー。
  • あなたは、勉強ができないからねー。

ちょっとした冗談も含めて言っているのかもしれませんが、この「能力」にフォーカスした叱り方や発現も、かなり注意が必要です。

能力について叱られると、「自分は能力がない人間なんだ」と子供は思ってしまいます。そうすると、自己効力感、自己肯定感が低くなり、将来、困難な課題や苦難に出会った時に立ち向かって挑戦していこうという気持ちが薄れてしまいます。

こういったモチベーションを低くさせないような環境づくりも、親をはじめとした保育者の重要な役割です。モチベーションは、21世紀の能力と言われている非認知能力にも含まれています。

これから先、不透明で変化の早い世の中になっていくと思われます。その中で、子どもたちが自信を持って、積極的に、失敗を恐れずに、挑戦していくためにも、親をはじめとした保育者から子どもへの言葉の投げかけというのは非常に重要です。

能力を叱るのではなく、行動を叱ることが大事です。

  • 逆上がりができるようになるために、練習しているの?
  • 毎日、机に座って宿題をしていますか?

このように能力ではなく、行動いフォーカスして叱ったり、アドバイスを送ることが大事です。

【やってはいけない叱り方③】人格を否定する

子育てする上でも、ビジネスやプライベートでも、すべての人間関係において、絶対に言ってはいけない一言があります。

それは、

「だから、お前はダメなんだ」

この一言は、本当に最悪です。こんなことを言ってしまった際には、猛省して、言った相手に謝ってほしいと思います。

「だから」というのは非常に強い言葉です。「だから」は、断定を表す「だ」と、理由を説明する「から」という言葉で成り立ちます。

仮に、「何か叱られるような悪いこと」があったとして、

それを断定して、それを理由に、「お前はダメなんだ」という人格否定をする。

言われた側からすると、人格否定を決めつけられた気持ちになり、人によっては一生ひきずる言葉となるでしょう。

絶対に、こんな言葉で叱ってはいけません。

親から「だから、お前はダメなんだ」などと言われてしまったら、

「今までも自分のことをそのように思っていたんだ……」
「今までも自分の人格を否定して見ていたんだ……」

ということになります。

親子の信頼関係どころでありません。人間性を否定することになり、場合によっては、その子どもの将来をも左右するような言葉になりかねません。

多くの場合は、子どもに対して、常日頃から、そのような子どもの人格を否定するのことを考えていないと思うので、よほどのことがない限り、「だから、お前はダメなんだ」などという言葉を発しないと思います。

しかし、つい感情的になって、とっさに子どもの人格を否定するような言葉を発してしまうかもしれません。

もし、このようなことを発してしまった場合には、厳しく反省するとともに、対等な関係として子供に謝ってほしいと思います。

「感情的になっている」ということを、メタ認知、自己認識して、自分の発言をコントロールできるようになると最高ですね。ここでもメタ認知が重要ですね。

【叱るタイミング】何もないときに、「提案」してみる

じゃあ、どのようにすれば、感情的にならず、冷静に叱ることができるのでしょうか。

私が心がけていることの1つに、

悪いことをした時に叱るのではなく、良いことをして褒めるときや何もないときに、「提案」という形で、子供に伝えたいことを伝えます。

そうすると、子どもは比較的ポジティブな気持ちで親からの言葉を聞いてくれますし、嫌な気持ちになりません。

「ママから提案がありまーす! 出したものを片付けるととってもカッコいいと思います! これから出したものをちゃんと片付けましょう!」

こんな感じで、本当は親が怒ってしまいがちなことを、先回りして、なんでもないときに「提案」という形で、子どもに伝えるのです。

「あー、そうなんだ。おもちゃを出したら、片付けた方がいいんだなー」

と、お互い落ち着いた気持ちで、言葉を聞くことができます。

こうすることで、ちゃんと理解してくれる可能性が高いです。

何事もない、平穏な時に、しっかり子供と向き合って、子供に伝えるべきことを伝えていく。この姿勢が重要なのかなと思って実践しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

叱り方は、本当に難しいなーと日々感じています。褒めるだけではいけませんし、かと言って感情的に一方的に叱りつけるのも良くないです。

子どもの気持ちに寄り添い、子どものためを思い、しっかり言葉を選んで伝えていくことを心がけたいと思います。

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