日々、幼児教育について、論文や本を呼んでいるのですが、ますます幼児教育の重要性を再認識します。幼児教育においては、やはり「非認知能力」、「非認知スキル」というキーワードがたくさん出てきますね。それだけ、重要なことなのでしょう。それと同時に、昨今の教育トレンドなのでしょうね。
私も、自分の子どもに対して良い教育をしてあげたい、良い親でありたい、という気持ちが強いので、いろいろと情報をあさり、論文を読み込んで、実践できるものはどんどん実践していっています。
しかし、教育というのは、本当に奥が深くて、うまくいったな、と思うことも、次の日にはうまく行かなかったりします。相手は、人間なので、今日うまくいったことが明日もうまくいくとは限りません。
教育は「指導」ではなく「観察」
親である自分は、良い教育を実践できていると思っても、受け取る側の子どもがそのように感じていなければ、意味がありません。子どもたちの小さな変化、気持ちの変化を観察して感じ取ることが本当に大事だなと思います。この変化を読み取ることが本当に難しいです。教育者の仕事は、教えることではなく、観察することである、という言葉もありますが、本当にそのように思います。
コミュニケーションで、饒舌に話すことよりも、傾聴が重要であるように、教育においても、指導ではなく観察が重要だと思います。
イチローさんが、智辯和歌山高校で3日間だけ指導したことがありました。そのときも、初日にやったことは、「見るだけ」でした。イチローさんは、教育や指導の本質、重要なことを理解されているのだなと実感した瞬間でした。
非認知スキルを学ぶ体系的なカリキュラムは、ない?!
非認知スキルが重要であることは、わかったけど、実際にどうすれば身につけられるの?というのは、皆の共通の疑問だと思います。
いろいろ調べてみると、どうやら体系的にまとまったカリキュラムはまだ確立されていないようです。
というのも、そもそもの「非認知能力」「非認知スキル」というものが、曖昧であり、さまざまな解釈がある能力だからです。
あいまいな能力を、確実に身につけられるカリキュラムが存在しないのは、少し納得できます。
非認知スキルを身につけるカリキュラムを確立させる
自分自身の今後の目標、目指す道としては、なんとか非認知スキルを学べる体系的なカリキュラム、環境作りを少しでもできないか、ということです。
これからの世の中を考えると、非認知スキルの重要性はますます重要になってくるように思います。その中で、カリキュラムが試行錯誤中であるとするならば、残りの人生をかけて、そこに挑戦するのは、十分価値があるのではないかな、と感じています。
日々、子育てをしていると実感しますが、本当に子育てって重要なことだなと思います。とくに幼児期の関わり方がその後の人生を大きく左右すると知れば知るほど、子育ての魅力にハマっていってしまいます。
私としては、自分の子どもを育てていく中で、これからもたくさんの論文に目を通し、さまざまな実践的な挑戦をしていきたいと思います。その結果として、多くの人に役に立つ教育カリキュラムを確立できれば、これほどの喜びはありません。
これからも、地道に学び、実践していきたいと思います。
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