父親になって6年。
いい父親だったのか、今もいい父親なのか、
まったくわかりませんが、1つだけ言えることがあります。
それは、子育てに関する考えが変わったこと。
父親になりたてのときには、子育ては母親が中心にやったほうがいいよな、と。
いわゆる昔の子育て論にしばられており、子育ては女性が中心にやったほうがいいだろうと思っていました。
今となっては、本当に未熟で無責任な考え方だと思いますが、父親になりたてのときには、そのように思っていました。
その後、子育てをする上で、妻と子どもと接する中で、これではだめだと思うようになりました。
特に、2人目が生まれた時には確信に変わりました。
父親として責任を持って子育てに関わらないといけない。責任を持って子育てに関わりたい。
子どもが2人となり、子育てが大変になってきたこともありますが、ある1冊の本に出会えたことがきっかけでした。
児童精神科医の佐々木正美先生が書かれた「子どもへのまなざし」です。
この本を通して、知識として、子育ての重要性、面白さ、奥深さを理解しました。
特に、自分の子どもたちが乳幼児のうちに、乳幼児期におけるアタッチメントの重要性を知ることができたのが大きかったです。
それ以来、今までだったら苦痛に思ったり、ストレスに感じていたような、子どもの泣き声やわがままに対しても、「よしきた! 父親の出番だ!!」と思えるようになりました。
子どもに接することが本当に楽しく、充実したものになりました。
こうして、子育ての考え方が変わっていき、肩の力を抜いて、等身大で子育てできるようになると、いろいろと自分に対する気付きも増えてきました。
我が家では、子どもたちが集めてきた昆虫や魚を飼ったりするのですが、
なんでもいいから「育てること自体が好きなんだな」と感じます。
犬や猫、熱帯魚など、何でもいいので「育てること」、そして「育っていく過程」「大きくなっていく過程」、これらを見ているのが好きなんだなと感じます。
そのために、色々な手間暇、お金、時間をかけることが、あまり苦痛でありません。むしろ楽しい時間となっています。
もちろん自分の子育て自体も、楽しい気持ちでやっていて、今のように子育てに関する情報発信などもしています。
最近、Twitter などの SNS を見ていると、子育てに関するストレスや悩みをつぶやいている人が、とても多いです。
多くの方はママですが、そのストレスの内容は、次のようなものが多いようです。
- 子供への愛情は十分にあるんだけれども、自分の思い通りにならない
- 時間や経済的な余裕がない
- 夫が協力的ではない
- 夫婦関係がうまくいってない
これらが原因で、子育てに対するストレスや苦しみを感じているようです。
子育てとか教育の分野は、本当に多様な考え方があります。絶対的に正しい1つの正解があるわけではありません。それぞれの子ども、親、家族が置かれた環境によって、何がいいのか何が悪いのか、随分と変わってくると思います。
「分かってるけどできない」「分かっているけど実現するための道具がない」
そういったこともあると思います。
最初からうまくできないこともたくさんあると思います。少しずつ出来るようになることもあれば、うまくできる「タイミング」というものもあります。何がきっかけでうまくいくかわかりません。
少しでも「自分が毎日行なっている子育ては、価値のあることで、重要なことで、とても素晴らしいことである。何年後か子供達が大きくなった時に、自分にいいことがある」と思ってもらえたら素敵だなと思います。
そのために、少しでも、「子育てっていいな」「子育てって素晴らしいな」「もっと子育てしたい」と思ってもらえるようなキッカケや情報を発信していって、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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