【子育て】親が子どもをみてあげる重要性【アタッチメント】

子育て日記

親子で参加するイベントで、「親が子供の様子を見ない」というシーンをたくさん見ます。習い事や遊ぶイベントの中で、多くの親はスマホをいじっています。親がスマホをいじっている姿を子供が見たときの寂しそうな顔といったらありません。

先日も、多くの親子が参加する体操教室に行ってきたのですが、子どものことをまったく見ない親が多くて本当にびっくりしました。

  • 子どもが跳び箱を飛ぼうとしているときに、子どもがうまく飛べるか不安な様子を浮かべていたり
  • 実際に、うまく飛べた時の達成感や喜びの表情
  • 服装が乱れてしまったので直してほしい
  • 髪を結んでいたゴムが取れてしまった直してほしい

子どもたちは、自分の置かれた環境の中で様々な壁や課題にぶつかります。気持ちの変化もあります。

そして、子供はそれらの課題を自分一人の力で全てのことを解決できません。そのため、最も信頼のおける存在である、親にその助けを求めます。必ずと言っていいほど、困ったときには、不安そうな表情をして親に視線を向けます。

これは、子供からの SOS のサインです。この SOS のサインを、しっかり感じ取って、しっかり救いの手を差し伸べてあげることが、子どもの発達にとって非常に重要です。このほんの数秒のリアクションを怠ると、子供との愛着形成は、少しずつ少しずつ崩れていき、親と子の信頼関係が築かれなくなります。

子供にとって、親というのは特別な存在です。その親から、注目されていない、愛情を受けていない、と感じたら、子供にとっては非常に大きな心の傷を負います。これは親からすると、「そんなこと大したことないでしょう」「子供の成長にとって大きな影響はないでしょう」と軽く考えがちですが、そうではありません。幼少期の子供との愛着形成は、その後の人生を大きく左右するほど、非常に重要な成長過程です。この「子どもとの愛着形成」のことを「アタッチメント」と呼ばれます。このアタッチメントがうまく形成されないと、その後の大人になってからの社会性や人間関係構築、自律性などが育ちにくくなる可能性があります。

子供からの SOS に一つでも気づいてあげて、しっかりと応えてあげる、救いの手を差し伸べてあげる。これが本当に重要です。

親としては、忙しかったり、子育てでイライラしたり、感情的になってる時もあると思います。しかし、子供の SOS に対しては、しっかり気持ちを切り替えて、親として救いの手を差し伸べてあげたいと常々考えています。

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