こんにちは。息子は昨年秋からSAPIXに通い始めました。
教材の多さに驚きつつも、何より最初に「これ、地味だけど超重要なのでは…?」と感じたのが、「基礎力トレーニング(通称、基礎トレ)」でした。
この記事は、私のようにSAPIXに子どもを通わせ始めたばかりのパパ・ママ、そして「基礎トレの点数が安定しない」「毎朝の声かけがしんどい」と感じているご家庭に向けて書いています。
同じ立場の親として、我が家の奮闘記をお届けします。
基礎トレは、毎日の「小さな積み木」
SAPIXに通い始めて、正直最初は授業やテスト対策ばかりが気になっていました。
でも、基礎トレを数日やり忘れたとき、息子の計算スピードと正確さがガタッと落ちたんです。
そのとき思いました。
「ああ、基礎トレって、日々の“筋トレ”みたいなもんなんだな」と。
毎日コツコツ。
たった10〜15分の積み重ねが、1か月後、3か月後にじわじわと効いてくる。
これは親として地味だけど効く”ことを信じて支える訓練なんだと感じています。
なぜ「基礎トレ」はそんなに大事なのか?
計算力の基礎体力づくり
中学受験の算数は、難問になると途中で計算ミスしたら一発アウトです。
そのためには、「考える」以前に、「正確に計算できる力」が必須。
基礎トレは、その「当たり前の力」を日々整えてくれる存在です。
学習習慣の確立に
毎朝、「基礎トレやった?」というやり取りは家庭学習のリズム作りの第一歩。
最初は嫌がっていた息子も、今では朝食前に基礎トレを終わらせるのがルーティンになりました。
親子のコミュニケーションにもなる
間違い直しを一緒にやることで、「どうしてミスしたのか」を冷静に話せる時間が持てるように。
これが意外と親子で前向きな時間になったりします。
我が家の基礎トレ奮闘記:うまくいったこと、失敗したこと
【うまくいったこと】
- 朝の時間帯で固定化したこと
→ 朝7:10から7:25まで、と時間を区切ることで習慣化しやすくなりました。 - 親が“横にいるだけ”で集中度UP
→ 私はコーヒーを飲みながら横で新聞を読んでいますが、それだけでも息子はちゃんとやるんです。付きっきりじゃなくていいんだなと。 - 1週間ごとの振り返りシートを作成
→ 「今週はミスが減ったね」「この単元が苦手だね」など、週末に一緒に振り返ることで前向きな気持ちになれます。
【正直、失敗したこと】
- 「なぜこんな簡単なミスをするんだ!」と怒ってしまったこと
→ 親が感情的になると、子どもは計算自体が怖くなるんですよね…。反省しました。 - テスト結果と比べて点数を気にしすぎた
→ 「90点取れた!」「今日は60点…」と、一喜一憂がストレスに。
今は「継続したか」「昨日のミスを修正できたか」を見るようにしています。
「点数」でなく「続けること」を見る親の心構え
SAPIXの基礎トレは、“毎日の継続に意味がある”教材です。
完璧じゃなくていい。たとえ点数が悪くても、その原因に一緒に向き合うことの方が大切だと感じています。
親としては、
- 点数だけで評価しない
- ミスを叱るより、再チャレンジを褒める
- 「お疲れさま」と声をかけるだけでも効果大
こんなことを意識しながら、**「習慣化させる伴走者」**であろうとしています。
まとめ:基礎トレは、土台づくり。親子で続けていく“未来への準備”
「SAPIX 基礎トレ」は、ただの計算問題集ではありません。
子どもの学習習慣、計算力、そして親子の関係性まで育ててくれる教材だと思います。
もちろん毎日は大変ですし、親も仕事や家事で余裕がないときはあります。
それでも、「子どもの未来の土台になるなら、やってよかった」と思える日が来る。
我が家はそう信じて、今日もまた朝の基礎トレに付き合っています。
同じように頑張るパパママたち、一緒にゆるくでも、コツコツ続けていきましょう。
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