先日幸せホルモンに関する記事を書きました。その中で、仕事やお金などの成功に対する幸せホルモンであるドーパミンを紹介しました。
ドーパミンとは、上限のないもので、「もっともっと!」、「どんどんどんどん欲しくなる」というのがドーパミンの特徴です。そのため、自己成長や自己実現といった、いい意味での貪欲さや野心めいたものを導いてくれるものです。
一方で、ドーパミンの特徴の一つに逓減性があります。つまり、一度ドーパミンが放出されても、すぐになくなってしまうという特徴です。
そのため、「もっともっと」と欲しくなるんですが、すぐになくなるため、さらに、「もっともっと、もっともっと欲しい!」という気持ちが永遠に続くことになります。
その結果として、ドーパミンには依存性と言う危険な特徴も持ち合わせています。具体的にはアルコール依存、ゲーム依存、スマホ依存、このようなものがドーパミンによる依存性です。
このように良いところも悪いところもあるドーパミンですが、もちろんうまく活用すると、どんどん幸せを実感し、さらには自己実現を力強くサポートしてくれるものです。
そこで重要になってくる非認知能力が自制心です。
個人的には、非認知能力の中でも、最も重要なスキルの1つと言っても良いのではないでしょうか。もっともっと欲しがるドーパミン対して、「ちょっと待て!」と言って、「待った!」をかけるのが自制心です。
これも、多くの研究によって、自制心が高ければ、学業の成績や健康、人間関係の構築など、様々な良い結果が生じるということが分かっています。この結果は、暴走しがちなドーパミンをうまくコントロールし、ドーパミンをいい方向に使いこなしてる人が幸せを掴み取っていると言えると思います。
まさに、人生の幸せを掴むには、セロトニンとオキシトシンという、ベースとなる幸せホルモンを重視した上で、さらにドーパミンをうまくコントロールするための「自制心」を獲得できれば良いと感じます。
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